アボカドは危険な食べ物かもしれない
昨日、アボカドを包丁で切ってると指を切った。
僕は料理を良くするのだが、今まで包丁で怪我をしたことは数える程度しかない。そんななかアボカドで怪我をする割合が圧倒的に高い事に気づいた。
多分、怪我をした理由の20パーセント位はアボカドの調理によるものだろう。
個人的にアボカドが怪我をしやすい理由を分析すると、以下のとおりである。
・皮が固いので力を入れる
・種が邪魔
・表面が滑る
念のため、【アボカド 手 包丁 怪我】で検索すると以下のブログが出てきた。やはりアボカドは危険である。
包丁で手首をザクっ・・痛さのあまり絶叫しまくる私をよそに怪我の処置をする母 | プロが教える失敗しない包丁の選び方
危険な食べ物を思い浮かべると、「ふぐ」や「ささみ」を想像するが、調理する時に最も怖いのは「アボカド」である。
といってもアボカドは美味しいし栄養もあるので、これからも常用する。ただ、アボカドは怖い食材であることも知ってほしい。
ぶつけようのない怒りを、本ブログでつらつらと書いていく。
『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』は、3D事業者にオススメの本かも。
最近読んで面白かった本
『〈インターネット〉の次に来るもの―未来を決める12の法則』
この本は、新技術によって変わりゆく私たちの行動模様について考察したものである。
まず、ビカミング、フローイング、スクリーニング、リミクシング、シェアリング、トラッキング……など12の法則をさらっと説明している。
12の法則の多くは、従来のインターネット時代に生まれた考えや概念のようなものである。その法則が、今後の新技術の発展により混ざり合い、文字通りカオスな時代になると述べている。
日々移り変わるプロダクトを予測するのでなく、今までに起きた潮流のパターンや特性をひたすらに知ろうと言うのが本書のテーマだ。
以下、個人的に面白かった部分をピックアップ。
自動車、靴などの名詞は形として触れることができず、動詞になって残る
ニューヨークタイムズは「Internet」というつづりを「internet」に変えると宣言している。最初の一文字を小文字にし、インターネットを固有名詞でなく一般名詞にしてなったと認めた。
特定のプロダクトを作るよりも、変化し進化するプロセス自体のほうが100万倍優れている
などなど。
僕は糸井重里さんの「インターネット的」という本が好きなのだが、本書の内容はそれに近い感覚を抱いた。新技術により生まれる概念を淡々と予測しており、ビジネス的な視点はあまり出てこない。情報量は増えないが、感受性だけが研ぎ澄まされていく感じがする。
また、作者のケビン・ケリーがWIREDの編集者ということもあり、糸井さんと同じ「書き手」のポジションであることも大きい。ビジネスと少し離れた俯瞰的な立場にいることで、一般的なビジネス書と違った視点があるのだろう。
あと、本書の表現も好きだ。
「ビットはよく動く」「ビットはコピーが大好きだ」「ビットは同じ所を好まない」みたいな感じで、なぜか急にビットの擬人化が始まる。そんな変態チックな一面もこの本の見どころである。
モノを再定義する
この本を哲学書として見ても面白く思う。
「靴」を人を動かすアイテム(道具)だと考えると、未来の靴はアルカナイドだったり、使い捨ての靴底だったり、動く床かもしれない。
その未来がきた際、自分たちは「靴」の役割について、もう一度考えるようになるだろう。将来、動く床を「靴」と呼ぶかどうか、スーツを着た大人が議論を重ねる光景を想像すると面白い。
本書を読むにつれて、「今こそ全てのモノの価値が再定義されていくのではないだろうか」と感じた。技術が発展する将来、人類にとって1番必要とされる学問は哲学かもしれない。
また、新興産業で事業を行っている人を読者層にすると、自身の事業の方向性を考えるのに、非常に役立つ内容となると思う。
本書は、AR、VR、3Dプリンター、IOTなどの多くのテーマを取り扱っている。自分の会社が3Dプリンター事業であることも関係するが、タイトル通り3D事業者にこそ是非読んで欲しい内容だ。
ある市場の未来を知るには、その市場の過去を学ぶのではなく、他の市場の歴史を知ることが1番近い方法だと言われている。例えば、3Dプリンターの場合、ゲーム業界の歴史などは、ヒントになると思う。
本書では、様々な技術革新によって起こった社会的潮流を、長いスパンでまとめているので、自分が関わっている業界にも十分応用が効くと思う。
長々と書いてしまったが、もう一つ。
自分は将来的に、3Dプリンターが単にものをつくる機械ではなくなるのではと考えている。
例えば、3Dプリンターを"XYZ軸の方向で物質を積み重ねていく機械"だと定義した場合。
3Dプリンターは、"患者に薬をプリントする医療機器" "物を配送するイチ手法" "形状を保存する記憶装置"として使われるかもしれない。
定義を少し変えるだけで、活用方法の企画案は沢山生まれてくる。
ここ近年で、3Dプリンターという言葉の使われ方が軽くなってきた気がする。例えば、服を印刷する機械を「服を3Dプリント」として紹介されるようになってきた。
このような紹介の仕方に対して、批判的な意見も多いのだが、個人的には3Dプリンターの名前が一般化されたと思い、ポジティブに考えている。
「3Dプリンターはもっと使用用途を明確化すべきだ」と言う人もいるが、個人的には3Dプリンターをもっとゆるい感じにしたい。
個人的にフードプリンターが好きなんだけど、あれもFDM方式をお菓子に当てはめ、3Dプリンターの定義をゆるくすることで生まれた製品だと思う。
いつしか、「3D Printer」も、 固有名詞でなく一般名詞になるようにしたい(知らんけど)
では、長く書きすぎたので、寝る。
バイトの給料に570万を払った話。
アルバイトの7月の給料が570万だった。
正確に言えば、570万ドンである。日本円だと3万円くらい。
アルバイトの子に札束を渡した時、なんとも言えない高揚感を感じた。
そもそも人は、数字が大きくなること自体が好きなんだと思う。大きい数字が好きなんだ。超個人的な考えだけど、一部の国(ジンバブエ)でハイパーインフレが起きる理由も、大きい方が凄いんじゃない?という1%くらいの感情から歯止めが効かなくなってきたんじゃないかと思う。
ドラゴンボールでも途中から戦闘力の桁が1巻ごとに上がっていき、FFもストーリーが進むたびに数字が大きくなっていく。
ファイナルファンタジーシリーズの面白さに「大きな数字がいっぱい出てくる」というのはあると思う。人は大きな数字がいっぱい出てくるとなんだか楽しくなるのだ
— あずま (@sngazm) August 5, 2016
数字の意味は知らないけど、数字が大きくなると何故か楽しい。それは、リンゴを1つから2つ、5つへと増やしていった先人たちの遺伝子かもしれない。
数字の意味はないけど、 大きく増やすことはモチベーションに繋がるのではないかと思うので。
そんなわけで、バイトの有田くんには、どんどんドンを稼いで欲しい。