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童貞、ときどきビッチ

マクドナルドの創業話「ファウンダー」

休日に見たファウンダーって映画が面白かった。

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マクドナルドの創業者の話なんだけど、「創業社長」についていろいろと学びが多い作品だ。

 

もともとは、マクドナルドという名前の人が、米国でハンバーガーショップを起業したんだけど、いつしかレイ・クロックによって乗っ取られてしまう。主人公も一貫してレイ・クロックである。

 

元々、レイ・クロックはミキサーの販売マンである。いろんな飲食店に営業を掛けていると、驚くほどシステムが洗礼されたハンバーガーショップを見つけ、そこのFC権を持ちたいと交渉して、社長になってしまう。

 

マクドナルドをつくった人が飲食店畑じゃないというのも興味深いし、マクドナルドの事業モデルについても面白く説明されている(収入源はハンバーガーの販売でなく土地のリースとか)。

 

マクドナルドの成長の軌跡ではドロドロとした話がたくさん出てくる。

世の中に華やかな起業ストーリーは沢山あるけど、あくまで表に出ている成功談はバイアスがかかっていて、本当は生々しい話の方が3~5倍くらい多い。

自身がスタートアップに入ることを考えるのなら、創業者が揉めた話をたくさん見ておいた方が良いと思う。

 

映画ならFacebookをモチーフにした「ソーシャルネットワーク」、本なら「Twitter業物語」とか板倉雄一郎氏の「社長失格」とかが個人的にオススメだ。

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10人以下の創業メンバーなら、会社に入る前に本能的に刷り込んでおくレベルだと思う。

 

知り合いの話だと、創業者が殴り合って決別した話とか、登記して3ヶ月で役員が2人辞めたとか、数千万の資金を半年で溶かして社長が仕事恐怖症になった話とかがある。あとは、会社をバイアウトして(元)社長がイチ営業担当として働いているとかがある。

 

売れ始めたバンドメンバーと一緒で、うまくいくと初期メンバーの誰かがいなくなるケースが多い。

個人的に面白法人カヤックの上場がすごいのは、おもしろいことをしつつ大きくなったからではなく、創業メンバー3人が誰も辞めずに成長していったことだと思う。

 

 

 

「結婚相手は性欲の強さで選べ」と、ドラえもんか誰かがいってたような気がするが、最初の創業メンバーに関しては欲望の強さが近い人を選ぶべきだと思う。

 

ファウンダーって映画もマクドナルドをどこまで大きくしたいかという考え方で大きく揉めた。意外と事業の方向性は軌道修正しやすくて、成長意欲の大きさの方が決裂が起きやすい。

 

創業メンバーを失敗しないのも能力のうちなので、起業の際は創業話を見ておきたいなーと。

 

 

ちなみに、弊社の場合は「ナイフフィンガーゲーム」が早いやつから順に採用していった。

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