可逆的にバカになる方法
最近、適度にバカになる重要性を感じる。
周りの社長を見てみると漫画の主人公のように抜けているタイプが多い。
知り合いで「ぼくはロジカルだから起業できない」というエリートがいたけど、たしかに論理的であればあるほど起業はしにくいかもしれない。
タイミングによっては、バカの方が強かったりする。
人前で話す時にはお酒を1缶だけ飲むと話しやすい。少しだけアタマをバグらせると緊張しなくなる。
たぶん、人は経験ベースで恐怖や痛みや恥じらいを覚えて、そのステータスをまっさらにするのがお酒なのかと思う。お酒を飲んでるときが優秀かと言うと、おそらくバカである。これは良い事例である。
さて、バカになったほうが得をする場面も増えるんだけど、日常的にバカだと損をする。なので一時的に馬鹿になるのがいい。
プラスチックには熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂という素材がある。
簡単に説明すると、、
熱可塑性樹脂➝「熱を加えても元の形状に戻る」 チーズのようなもの
熱硬化性樹脂➝「熱を加えても元の形状に戻らない」 卵やパンケーキのようなもの
自分の心や身体にも同じようなものがあると思ってて、場合によってステータスを変えられたりする。
先輩は暗示という方法で「自分をこの事業を愛している」と思い込み、翌月にはケロっと事業売却を行っている。別の人は、しんどいときは1週間くらい渋谷のコインゲームで廃人になって、元の生活に戻ったりする。
それを自分の中で「可逆性のあるバカ」と(勝手に)名付けている。
一時的に自分を騙したり、非合理なことをしたり、ダメになるんだけど、時間が経てばもとに戻るという意味だ。
逆にパンチドランカーとかは治らないかもな(自身の話でつらい…)
僕の好きな話で、「ねるねるねるね」というお菓子は、「ねるねるねるね」か「ねるねるね」というネーミングにするかで議論をしたらしい。
たぶんこういう議論をするときは、みんなでお酒を飲んだり、社内に幼稚園児を連れて話したほうが効率的なんだろうなーと思う。
(今考えた)職場で手っ取り早くIQを下げる方法。
・お酒を飲む
・思考力の低下する夜中に考えてみる
・左目を閉じて右目(右脳)で本を読む ※なんかの本で見た
・赤ちゃんと遊ぶ
・ジムに行って酸欠になるまで追い込む
・ゴリラの真似をしてみる
・ゴリラ語で話してみる
あまり浮かばなかった。
お酒は好きなんだけど、お金がかかるし普通すぎるから別の施策を考えたいな。
野球漫画の「ドカベン」で岩鬼という悪球打ちが得意な人がいるんだけど、逆にど真ん中の球が打てなくて、その時は度の強いメガネをつけたり、逆立ちをしてアタマに血を上らせたりして工夫しながら打つようにしている。
なんかその話に近いと思ったな。
・
・・
・・・
起業するにあたって、飛び抜けた知能や知識は必要なく、IQ110〜が足切りラインだと思ってる。
(イメージ的には時価総額1,000億円くらいから全く別の頭脳戦になると思うけど)
起業という方法は、優秀な人材からすれば超リスクあるし、めんどいし、コスパが悪いものかと思う。
けど、時には馬鹿になって、「Googleを超える会社をつくる」「総理大事になる」「長澤まさみと結婚する」
という根拠も目的もないことを高らかにして進んでみると成功したりする。
事業開発・マーケティング手法・人材採用・投資など、定量的な数字をベースに論理的に判断するよりも、センセーショナルに意思決定するときもある。
そういうときは、直感に頼ったり、すこし馬鹿になってみるとラクだと思う。
会社が成長したり、上場を目指そうとするとしんどいことが沢山起きると思う。コスパも悪い。
しかし、そういうときは適度にバカになって突き進んでいきたい。
それにしても、こんなにバカという単語を使ったのは始めてw