未タイトル

童貞、ときどきビッチ

「スパルタカス」

知り合いに紹介されて見たドラマ。

1話が約1時間で、3エピソード×12話分ある。めちゃくちゃ長いので動画を2倍速で見た。

内容は古代ローマの剣闘士の物語で、戦争で捉えられた主人公スパルタカスが奴隷にされるものの、腕っぷしで成り上がっていくというものだ。漫画の「キングダム」に近い。

とりあえず、人間模様のボリュームがすごい。毎回の戦闘シーンでは最低5人は殺すし、友達と思ってたやつがすごいタイミングで裏切るし、性描写もめちゃくちゃ多い。スパルタカスを見た後に、漫画のBLEACHを読むと、(平和すぎる・・・)ってなる。

 

すこし前に、奴隷のしつけ方という一風変わったマネジメント本が注目を集めたが、奴隷のしつけ方 ⇛ スパルタカス の順で見ると、よりローマの奴隷事情に対して理解力が高まると思う。

※自分は奴隷に対して興味はまったくないw

 

当時のローマは小さな反乱が多かったらしい。そのせいかローマ人のトップは人心掌握術やマネジメントに対して長けている。マキャベリズムの君主論もローマがテーマになっているし。

 

たとえば会社の場合だと、社内の人間関係に摩擦が起きると、離職する人が増えたり、従業員のやる気が低下する予兆が見えるのが特徴だ。しかし、奴隷の場合はすぐさま反乱(主人の殺害)のアクションを選択する。

主人からすると予兆がまったくない状態で反乱が起きるので、常に気を配らなければならない。反乱を行いように家族を人質にするとか、共通の言語がわかる奴隷を一緒にさせないとか色々と画策をする。

一般的には、主人と奴隷は服従のイメージがあるが、実は主人は奴隷に対して徹底的に気を使っている。

 

話を戻すと、スパルタカスはローマの剣闘士(奴隷)と主人の駆け引きが非常に面白い。

戦いのシーンは普通にグロいし、善悪のジャッジが麻痺しそうになるドラマなので、見ると目の光がなくなる可能性があるので注意を。 

あと、基本的にみんなの名前がクソほど長いのに、覚えたタイミングですぐ殺されてしまう。そんなドラマである。